中川敬介 Karate History ⑩ 憧れ!真田広之(JAC)編partⅡ 

何とか無事オーディション会場に辿り着きましたが、当時のJAC人気は凄く会場にはかなりの数の受験者がおり、又当日は千葉さん始めJACの錚々たるメンバーの方達もおりましたのでかなり緊張しました。試験内容自体は簡単なマット運動や朗読(早口言葉?)最後に面接(実戦型を披露)がありましたが、予想していたよりは簡単で少し拍子抜けした記憶があります。一通り順調にこなした結果、後日合格通知が送られてきました。今思えばあんなに必死に練習していなくても余程運動神経が悪く無い限り誰でも合格出来たんじゃないかと思います。入所金や1年間の授業料を合わせると結構な金額(子供には払えない額)でしたが父親に相談し援助してもらえる事になりました。高校も私学の為この時は父親にはかなり苦労を掛けてしまいました・・・感謝。その後大阪駅前第4ビルでJAC大阪養成所1期生入所式があり春から本格的にレッスンが始まりました。平日に2日通うコースと日曜の1日通うコースがありました。私は高校と空手がありましたので日曜コースに在籍し、大阪の上新庄にあったJAC大阪養成所まで毎週電車で通い、朝9時~夕方18時迄クタクタになるまでレッスンに励んでおりました。養成期間は1年間でその後卒業試験で合格すれば晴れてJACの本メンバーになる事ができます。レッスンは体操(マット)、殺陣、ダンス、演技(発声)等が主だったと思いますが、私はマットや殺陣の稽古はキツくても楽しかったのですが、その他は苦痛で仕方ありませんでした。特にダンスは苦手でした・・・。嫁さんと兄はダンサーでダンスの先生、叔母は昔堺市ジャズダンス協会の会長を務める等ダンスとは縁がある家系(ちなみに御座岡先生は大学時代ローラーダンサーとしても活躍)なのですが、自分には全くダンスのセンスは無く本当に辛かったですね・・・(涙)。それでも友達もでき毎週仲間や可愛がってくれていた体操のコーチと会うのが楽しくアッ(本当は長く感じました)という間に1年が経過しました。次回partⅢ(JAC編最終話)へ続く

錚々たる顔ぶれが
オーディション会場に
真田さんのポスターと
合格通知が届いてVサイン
後ろに『合格JAC』の文字が
JAC養成所の
トレーニングウェア
後ろにJACの
ロゴが入っていました
同じコースの仲間達と
みんな元気にしてるかな?
子供は当時
時代劇『影の軍団』とかにも
出ていた子役の子
たまにレッスン後
同じコースの仲間達と
遊びに行く事もありました

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