第8回新人戦から約3ヶ月後の1987年7月26日に『第9回’87全日本新人戦空手道選手権大会』が開催される事になりました。今大会は9月6日に開催される『第6回ノックダウンオープントーナメント全日本空手道選手権大会』への選抜試合も兼ねると大会案内にありました。私のここまでの実績は新人戦茶帯以下のクラスで軽量級4位1回3位1回、重量級3位1回、Aクラス(無差別)では準優勝しているものの優勝経験は無く他流派の全日本や正道会館の地方大会で結果を残しているメンバーと比べると実績は劣ります。この為確実に2度目の全日本出場を果たすにはここで優勝しかありません。この時のパンフレットや映像は残っていないため正直誰が出場していたのかをハッキリ覚えていないのですが新人戦で実績を残していたメンバーは皆出場していたと思います。一度戦っている田上君が出場する事は分かっていましたので一番警戒していました。前回対戦時は色帯でしたが黒帯になり更に試合実績を積み重ね強く進化していましたので勝ち上がっていけば必ずどこかで当たる事になると思っていました。対戦となれば簡単な試合になる事は絶対にないので体重判定になる事も想定しました。前回の対戦時は小差の体重判定で敗れている為今回は少し体重を絞る事にしました。多分当日は70kg以下だったと思います。大会当日トーナメント表を見て驚きました!何と一回戦の相手がいきなり田上君でした。正直初戦で戦う事になるとはまったく想定していなかったので驚きましたが、昔から石井館長はこのパターンをよくやっていたように思います。田上君との試合はやはり激しいものになりました。その時のビデオがないのが残念ですが写真からもそれが伝わっているのではないでしょうか。いつも本当に熱く激しい戦いになります。本戦引き分けで延長戦を戦いますがこれも引き分けの為体重測定を行ない少しでも軽い方が勝ちになります。何キロだったのかは忘れましたが身体を絞った事が功を奏し、今回は私の方が少し軽く勝者となるはずでしたがそう簡単に勝負の神様は勝たせてくれません。前回の対戦時同様に石井和義館長から特別再延長戦の指示が出ました。引き分け以上で私が勝ちになります。特別延長もお互い必死に戦い更に激しい攻防になったと思います。正直押された実感は無かったので心の中で『勝った』と思いました…。が非情にも旗は田上君の方に多く上がり判定負けとなりました。自分ではそんな自覚は無かったのですが、もしかしたら心の何処かに引き分けに持ち込めば勝てるという意識があり少し守りの戦いになってしまっていたのかもしれません…。田上君はその後も勝ち進み見事優勝を決めました。田上君の勝負強さが本当に羨ましかったです。一回戦負けとなりましたが今までの実績と今回の試合内容を評価され全日本には無事出場できる事になりました。デビュー以来の一回戦負けとなり正直少し落ち込みましたが全日本まで2ヶ月も無い為いつまでもクヨクヨもしていられません。直ぐに気持ちを切り替え全日本での入賞を目標に稽古に打ち込みました!

選手権大会の案内



定し意識的に身体を絞りました
多分70kgを切っていたと思います


この頃の弟子達は新人戦の
C、Bクラスで活躍しました

強豪田上敬久選手と激突!

お互い燃えてます


下突きを合わせる

必死に攻める私

一歩も引きません

今回は私の方が軽かったのですが
石井館長の指示で特別再延長戦へ

熱い攻防が展開します

激しく熱い戦いになり
田上VS中川戦はいつも
名勝負やと言ってくれる人も
多くいました

お互い力を振り絞ります

のですが田上君の旗が多く上が
りデビュー戦以来の一回戦負け

田上敬久勇成会館館長と
一緒に熱く濃い青春時代を
過ごせ幸せでした
お互い若い頃の無理がたたり身体はボロボロですがこれからも労りながら頑張りましょう!(^_^)