第21回オープントーナメント
全日本空手道選手権大会2015
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(平成27年9月6日 大阪府立体育会館 メインアリーナ) |
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応援に来てくれた南大阪本部・管轄教室の道場生・関係者と一緒に |
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PCP代表の栗田興司トレーナーと |
足立接骨院院長の足立稔郎先生と |
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南大阪コナミ統括責任者の御座岡正人先生と |
東京調布支部の黒住辰哉支部長と |
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【南大阪本部出場選手結果】 |
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全日本大会上位入賞者
上位入賞者は→コチラ
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2012年の無差別全日本大会6位入賞後は今大会での優勝を最大目標とし3年計画を立て稽古してきました。 |
2013年のウエイト制全日本大会の中量級で全日本初優勝を決め、昨年2014年のウエイト制全日本では今大会を見据え |
重量級に挑戦し優勝こそ逃しはしましたが準優勝という結果を残し、重量級でも通用する力のある所をみせてくれました。 |
この間に大学を卒業し今年は社会人2年目となり仕事も大変忙しく、大学時代のような稽古量を熟す事は不可能と |
なりました。そうなる事も予測してこの3年間じっくりと計画を立てコツコツと中身の濃い稽古を積み重ねてきましたが |
私が予想していた以上に仕事が忙しくその影響か、4月の全中国大会では優勝はしたものの試合内容は決して |
褒められたものではありませんでした。そして6月の全関西大会では伊藤蓮選手に決勝戦の本戦で負けてしまいました。 |
正直この時点では今年の全日本はベスト8入賞も厳しいかもと思いましたので、一度二人で話し合う事にしました。 |
全日本で優勝する気持ちが本当にあるのかの確認と、稽古以外での気になる部分を少し注意するようアドバイスしました。 |
それを聞いた石橋は優勝する気持ちがある事、私の指摘に思う所がある事を素直に反省し、もう一度気合を入れ直す事を |
誓ってくれました。これで私の気持ちもスッキリし絶対に優勝させてやろうよ言う気持ちがより強くなりました。 |
その後はいつもは1ヶ月前から本格的に行う大会用稽古も2ヶ月前から開始し、同様に総本部への出稽古も |
同じ時期から開始させました。同世代のメンバーの離脱や私の負傷もあり、組手パートナーやミット持ちが |
不足していた中でマスターズや中高生の一般の道場生が本当に良く手伝い頑張ってくれました。感謝です! |
大会前は本当に道場生が一丸となり石橋を応援し盛り立てて優勝させようという雰囲気になっていました。 |
結果、準優勝と後一歩の所で敗れはしましたが、無差別全日本でも通用する力がある所は見せてくれたと思います。 |
本人はまだまだ現役でやる気満々ですので、来年再来年の重量級で優勝し3年後の無差別で優勝を決めてくれる事を |
期待したいと思います。又、この間に第二第三の石橋祐典が出てきてくれる事を本当に心から待ち望んでいます。 |
若い道場生の皆さんにはしっかりと稽古頑張って石橋二段と一緒に南大阪本部を盛り上げてくれる事を期待しています! |
(中川敬介) |
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2回戦※1回戦シード
(VS占部大河選手) |
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いつもの事ですが初戦は動きが少々固くなる傾向にあります。徐々に自分のペースとなり中盤は得意の左の下段
回し蹴り、膝蹴りで攻め込み本戦判定勝ちとなりました。もう少し中間距離時に左の中段廻し蹴りを蹴れたら
ダメージを与える事が出来るのにと思える場面が何回かありました。次までに使えるよう稽古研究。
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3回戦
(VS山中政信選手) |
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一回戦った事で動きが良くなりました。掴みの注意を取られる事が多い為対策を練って稽古してきた効果が現れ
いつになく良く突きが出せていたと思います。アウト・インの下段を蹴り分け相手の意識が下へ下がれば上段と
南大阪本部らしい戦いが出来ていました。途中左上段膝蹴りで山中選手の動きが止まる場面もあり本戦判定勝ち。
少しでも相手にダメージがあると思えば、容赦なく畳み掛けるような攻めが出来たらKO率も高まるでしょう。
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準々決勝戦
(VS土井一央選手)
※土井選手負傷の為不戦勝 |
準決勝戦
(VS伊藤蓮選手)
※伊藤選手負傷の為不戦勝 |
決勝戦
(VS小西雅仁選手) |
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本戦
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延長戦 |
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再延長戦 |
決勝戦の小西選手とは今回で3度目の対決となります。過去2011年の全日本中量級、2014年の全日本重量級の
共に決勝戦で対戦しています。過去の2戦ともは本戦はやや石橋が優勢に試合を進め、延長、再延長で小西が盛り返して
勝つというパターンだったように記憶しています。今回準々決勝と準決勝が対戦相手の負傷欠場で不戦勝となり、
明らかに体力的、ダメージ的にも石橋が有利でしたので、私も石橋も本戦で決着を付けに行くつもりでいたのですが・・・。
本人曰く思うように身体が動かなかったとの事です。結果論ですが重要な2戦が連続で不戦勝になった事が
少し影響したのかもしれません・・・。延長に入るといつもの通り徐々に小西選手のペースなります。
小西選手が蹴られたらすぐに蹴り返すのに対し石橋は蹴られても蹴り返さない場面が次第に目につくようになりました。
更に途中上段の膝蹴りを貰いそうになる危険な場面があり、ここで小西選手はチャンス有りと感じたように思いました。
一方石橋はそれに気づいていない感じでしたので嫌な予感がしました。そして延長戦(小西2-0石橋)後の再延長戦で
小西選手が狙い通りに見事上段の膝蹴りを決め技有りを奪いました。為て遣ったりという気持ちだった事でしょう。
その後立ち上がるも終始小西ペースで試合が進み、5-0の判定で小西選手の優勝が決定致しました。
これで小西選手は2013年、2014年重量級優勝、そして今回無差別優勝で実質無差別で3連覇した事となります。
総本部の職員として空手のプロとして、絶対に負けられないという気持ちだった事でしょう、本当に立派です。
石橋は膝を貰ってからの記憶が無いと言っていましたが、そんな状況下でも諦めず時折無意識の中でも
逆転の一発を狙う場面も見せ、そして最後まで倒されなかった所に私のスピリットを受け継いでいる事が
確認できましたので、その点は褒めてやりたいと思います。然しながら、内容自体は完敗で今までの2戦以上に
差が開いたように思いました。正直この差を埋めるのは並大抵の事ではないとは思いますが、
私は勿論、応援してくれている沢山の人々が、石橋祐典なら必ず逆転し優勝してくれると信じていますので
皆さんの期待に応えられるようこれからもしっかりと稽古に励んでほしいと思います。
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【表 彰 式】 |
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中本直樹館長代行より表彰状の授与 |
角田信朗最高師範よりトロフィーの授与 |
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左から:準優勝石橋 優勝小西 第3位谷川 |
インタビューに答える石橋 |
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